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『猫に日本史を教えてみた』ができるまで② [雉虎堂豆本]

前回から、雉虎堂定番豆本『猫に日本史を教えてみた』の
作成手順をアップしております。
内容(台割)が決まったら、
①面付け②印刷③裁断④丁合⑤折り⑥プレスと進みます。
前回ここまで書きました。しかし!
実は非常に重要な工程を抜かしておりました。
それは!⓪猫を室外に出す!です。

IMG_1680.jpgあみ子、納得できない(´・ω・`)

猫は、製本の天敵です。
先代のにいにいは、印刷済みの本文紙や
裏打ち中の布の上に乗っかりたがる子で、
これはこれで困ったものですが、
部屋にいても作業自体に支障はなかったのです。
ところがあみ子ときたら、目打ちだの針だの
ハサミだの、危ないのにお構いなしに突っ込んでくるし、
紙のきれっぱしが大好きで、くわえて走り回るし、
全く作業になりません。というわけで、
製本作業開始前に、強制退去です。


さあ、今日も猫様にご退室いただいて作業再開しましょう。

次は、プレスでぺったんこになった折丁に、
縢るための穴を開ける作業、⑦目引きです。

折丁の外側からカッターなどで切れ目を入れる方法と
折丁の内側(のど)から目打ちで穴をあける方法がありますが、
雉虎堂はもっぱら後者です。

IMG_1685.jpg

折丁を90度に開き、45度の角度で目打ちをさします。
この、90度、45度というのがなかなかに難しい。
変なところに穴を開けてしまわないよう、
慎重に作業を進めます。

IMG_1662.jpg

『猫に日本史……』では穴を四つあけます。
当然、すべての折丁で同じ位置に穴をあける
必要があります。そこで、豆本ごとに
穴をあける位置を示すガイドのようなものを
作って作業を効率化しています。
楽しい豆本の作り方_R.jpg

赤井都先生の『楽しい豆本の作り方』には、
裁断のガイドなるボール紙などを表す
「ジグ」という言葉が載っているのですが、
これも「ジグ」の一種ですかね?

IMG_1663.jpg

これは結構うまくいった。背側で折山の中央に
穴が開いていたらOKです。



続いて、本文を綴じるための糸を準備します。
『猫に日本史……』では、数年前に田中栞先生の
ワークショップに参加した際にいただいた、
しっかりした木綿の糸を使っています。
この糸が結構太め、滑りを良くするため、
⑧ロウ引きという作業をします。

IMG_1691.jpg
洋裁用のロウも売っているようなのですが、
雉虎堂は、間違えて大量に買ってしまった(;^ω^)
仏壇用のミニろうそくを使っています。
まずは、40センチくらいに糸を切ります。
今回の作業には4,5本で足りるのですが、
アイロンを出し入れするのが面倒なので、
一気に20本くらい、まとめて作業します。
糸をろうそくにあてて指で押さえながら引きます。
何回か繰り返すと表面がつるっとしてきます。
すべての糸にロウを付けたら、紙にくるんで、
アイロンをかけます。ロウがしみこみ、余分なロウが
取れてよいのだそうです。
もっと薄い本を使うときには、細くてつるつるした
ミシン糸を使っていて、そちらはロウ引きはしません。
定番商品では、『猫に日本史……』と
『ヒルベルト問題への猫的アプローチ』の2冊で、
このロウ引きした糸を使っています。


あれ、なんか思ったより長い!今回はここまでにします。
遅々として進みませんね(;^ω^)
次回はようやく糸で折丁を綴じる、縢りの作業に入ります。










今週の小ネタ。


飼い猫あるあるだと思うのですが、みなさんおお宅でも、
猫ちゃんの本来のお名前以外に、いろいろな呼び方をしていらっしゃいませんか?
現社長猫あみ子の場合、
あみちょん、あみにゃん、あみみみみみ、アーミテージ様、
アミ子アンリミテッド、あほの子ちゃん、ムシ子(ノミがいたので(;^ω^))
などの異称があります(;^ω^)。

IMG_1621.jpg

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コメント 7

green_blue_sky

作業中に突撃してくるのは困りますね(^_^;)
作業、お疲れ様です。
うちもいろいろと呼んでいます。
猫って呼ぶときもありますよ(笑)
by green_blue_sky (2018-01-08 16:57) 

リュカ

猫を室外に出す
あー、これは大事ですねww

うちは多く呼ぶあだなは、うみは
うみむすめ、ぽんぽんまる、うみこちゃん

あおは、ちゅぱおちゃん、いちいち可愛い子、あおのすけです(笑)
by リュカ (2018-01-09 10:41) 

sana

作業工程、進んでますね~。
おっと、あみ子ちゃん、最初に出さなきゃならないんですね。
ハサミに突っ込んでくるんじゃ、大変だー!
うちのは縫い物をしていると割合大人しくて、後で小さな端布を嬉しそうにくわえていくぐらいでした。ところが大事なものでも小さいのをうっかり落としたりすると、運ばれちゃって^^;
呼び方は色々出来ますよね~。
「みゅん」と名付けたのを親が発音できず、先代の「くうちゃん」とばかり呼ぶとキョトンとしているので、私も遠くにいるときは「くうちゃん」と呼ぶことにして覚えさせました。
さらに「くっくー」と言ったり、「みゅんぴー」と言ったり、愛称まで二方向になってました^^;
by sana (2018-01-09 20:24) 

Inatimy

そうそう、猫って紙が好きですよねぇ・・・
新聞とか広告とか、床に広げて読んでると、必ず上に乗って邪魔するし^^;。
我が家の猫も、本名はトラですが、トラチって呼んでました^^。
by Inatimy (2018-01-09 21:19) 

nachic

あみ子さん、強制退去ですか。
がっかりしている様子が目に浮かびます、、、。

うちの子は、きっちょむが、きち、きちお、きっきー、
きーちゃん、きっちん(台所か?)
福が、ぷーちゃん、ぷっぷー、ぷーこ、お嬢様、姫、
などと呼んでおります。
by nachic (2018-01-10 23:52) 

ぼんぼちぼちぼち

なるほど、猫にご退室いただく は必須でやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2018-01-12 16:49) 

アヨアン・イゴカー

製本過程、すごく面白いです!
次回、自分で作ることがあった場合には、参考にさせて頂きます!

猫はけ(「はけ」舞台用語で、舞台から袖にいれること)は大切ですね。猫ちゃんは、いつもお邪魔がお仕事。大変、仕事に熱心で困ります。

猫ちゃんの名前、いずこも同じ秋の夕暮れでございますね。
我が家の子たちにも、そういう源氏名、浮名、綽名、サラダ菜、アブラナ・・
大層沢山ございました。
by アヨアン・イゴカー (2018-01-20 09:41) 

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